『山羊の歌』の「月」を読んだ

 中原中也の詩集を読んでいる。やっぱりわからない。たぶん詩がわからない。「詩」とはなんだろう。意味がわからなくて全然読み進めることができない。

 「月」を読んだ。読んだとは言えない、目で文字を追っただけ。

 なぜ月はかなしいのだろう。養父の疑惑とはサロメから来ているらしい。サロメを知らなければこの詩は何もわからない。「銀波」を「ぎんなみ」と読んでいたが、「ぎんぱ」と読むらしい。意味は言葉通り月の光をうつした銀色の波らしい。これが砂漠に流れる・・・。老男の耳朶・・・。わからない。

 何もわからなかった。