太宰治の『女生徒』を読んだ。読みながらヨルシカを連想した。
ヨルシカの『斜陽』は太宰治の『斜陽』のオマージュだが、もしかしたら『女生徒』にも影響を受けているかもしれない。
私は、恋をしているのかも知れない。
太宰治『女生徒』
僕は恋をしたんだろうか
ヨルシカ『斜陽』
『だから僕は音楽をやめた』も『女生徒』の影響を受けているかもしれない。
きっと、誰かが間違っている。わるいのは、あなただ。
太宰治『女生徒』
間違ってるんだよ
わかってないよ、あんたら人間も
本当も愛も世界も苦しさも人生もどうでもいいよ
正しいか知りたいのだって防衛本能だ
考えたんだ あんたのせいだ
ヨルシカ『だから僕は音楽をやめた』
楽器は弾けないし、楽譜もほとんど読めないくらい音楽には疎いが、ヨルシカだけは聴き続けている。好きな曲を挙げればキリがない。
特に『だから僕は音楽をやめた』は一番のお気に入りだ。
ヨルシカの『斜陽』のリリース後、太宰治の『斜陽』を読み、またヘミングウェイの『老人と海』もヨルシカの影響で読んだ。最近さまざまな文学作品を読むようになり、深い感動を味わうようになったのは、他でもない。ヨルシカのおかげだ。
最近のお気に入りのオリジナルのプレイリストは
1. 『晴る』
2. 『月光浴』
3. 『斜陽』
4. 『都落ち』
である。
力強く希望に満ちた『晴る』から、しっとりと落ち着いた『月光浴』に移り、そして直治を沸々と連想させる『斜陽』により悲しみとやり切れない気持ちでずっしりと心を揺さぶられた後、別れを陽気に彩った和楽器の音色が奏でる『都落ち』により、古風な雰囲気に包まれて終わる。